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心身症・こころの症状
心と身体が発達途中の子どもたちは、心のストレスが身体に現れやすい不安定な時期です。
うまく自分の気持ちを言葉で伝えられないとき、神経系、消化器系、呼吸器系、泌尿器系、皮膚などにいろいろな症状として現れてきます。
心身症は、小児科でよくみる症状の1つです。検査を受けても異常が見つからず、なかなかよくならない症状に、本人やおうちの方が悩まれるケースがよくあります。
小児の心身症は思春期に限らず、もっと早い段階から起こり得るものです。
おや?と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
身体の不調
身体に現れる症状は、本当にさまざまです。
- 腹痛
- 動悸
- 熱が出る
- 下痢
- 頭痛
- 学校に行くと調子が悪くなる
- 吐き気
- 眠れない
- めまい
- 胸の痛み
- 起きられない
など
不登校
年度間で30日以上、病気や家の経済的理由以外で学校を休んでいる状態を不登校といいます。
お子さんにとって「学校に行きたくない」「学校に行けない」ということを、自分の言葉で伝えるのは難しいことです。そのため、身体の不調として、初期症状が出るケースが多く見受けられます。腹痛、頭痛、吐き気、微熱などの身体の不調や、眠れない・起きられないなど、訴えはさまざまです。
学校に通えない理由・原因も、不登校の初期と、時間が経ってからとでは変化していることがよくあります。
医療機関が第三者的な立場で関わることで、病気が隠れているかの見極めをしたり、気持ちの整理をお手伝いしたりするなどのお手伝いができるかもしれません。
当院での診断・治療について
心身症の関わり方には明快な答えがなく、相談先も少ないので、お子さまやご家族が1人で悩まれることが多いと思います。
小児科クリニックでの心身症診療には内容、時間とも制限がありますが、次のようなことを大切にしています。
- 「心とからだの両面を同時にみる」「日常生活の様子にも目を向ける」ことを大切に考え、総合的な視点を持って診断や治療にあたることを心がけています。
- からみあった複数の糸をよく観察しながら少しずつほぐしていくような関わりを心がけています。
- 症状の軽減、日常生活の質の向上、加えて、治療を受けている期間もお子さまが心身とも成長していくことを診療の目標にしています。
- 睡眠障害の診療経験を治療に生かします。
- より専門的治療の必要があると判断した場合は、診療が可能な施設へ紹介します。