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こどもの睡眠
眠りを考えるときには「睡眠のリズム」「睡眠の量(睡眠時間)」「睡眠の質(寝ている時の様子)」の3つを考えることが大切です。
実は「良い眠りとは何か」という問いに対する単純明快な答えはありません。しかし、以下のようなことがだいたいでき、毎朝起きてすぐに自分の活動にはいっていける人は、良く眠れていると考えます。
逆に、睡眠に問題がある場合も、この3つに分けて問題を整理することができると対応方法をみつけやすくなります。
こどもの睡眠
子どもにとって必要な睡眠時間は成人と異なります。たとえば、米国の国立睡眠財団(NSF)は、子どもにとって理想的な睡眠時間を、1~2歳は11~14時間、3~5歳は10~13時間、6~13歳は9~11時間、14~17歳は8~10時間としています。
しかし、現代社会では子どもは忙しく(学校、塾、部活動、習いごとなど)、夜も刺激が多く(ゲーム、スマートフォンなど)、家族も忙しくしているなどの理由により、実際の睡眠時間はかなり短くなっています。
代表的な子どもの睡眠症状には次のようなものがあります。
このような症状の裏には睡眠や心身の病気が隠れていることもあれば、生活習慣や間違った考え方が原因になっていることもありますので、ご相談ください。
当院では
- 現在の睡眠状況や日中の様子、これまでの睡眠歴をなるべく正しく把握することによって、睡眠問題のあるなし、その程度を評価します。
- 睡眠に問題がある場合、その裏にある原因についても探っていきます。睡眠の病気、身体や精神の病気、心の葛藤、生活習慣、寝室環境などについて、ていねいな問診や検査を行います。
- 当院での治療は、生活習慣への取り組み、病気に対する薬物療法、睡眠教育、心理的アプローチを組み合わせて行っています。原因や診断にもよります。
- 専門的な検査が必要と考えるときは、検査ができる施設への紹介を行います。
- まずは、下記リンクボタンから「睡眠覚醒リズム票」をダウンロードし、お子さまの睡眠を記録してみましょう。
専門的な検査が必要な場合は、ご紹介します
睡眠障害の専門病院・クリニックは終夜睡眠ポリグラフ検査と呼ばれる専門検査を行っています。この検査では、「睡眠時無呼吸症」「ナルコレプシー」「特発性過眠症」といった病気を診断する点に最大の特徴があります。
当院ではこの検査は行っておりません。
診療中にこれらの病気が疑われる場合は、適切なタイミングで検査ができる施設への紹介を行っています。